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魔法や体術に加え、特殊防壁の展開も可能と高水準の能力を持つが、その対価として病弱であり精神も不安定になりがち。体の弱さはゼロが彼に刺青として施した呪符によって補われ、精神はゼロを狂信的に敬愛する事で保たれていた。ゼロ生存時は、彼のために星の戦士の一族を根絶やしにするために星々を奔走していた。
彼にとっての全てだったゼロが死ぬと、ミラはゼロの亡骸を使ってもう一度彼を創り出そうと禁呪に手を伸ばす。彼はその呪法を何とか成功させたが、産み出されたゼロツーは、彼の望んだ主では無かった。少年の姿である事はまだ良い。ミラにとって何より耐えがたかったのは、ツーが「ゼロだった頃の記憶」を持っていなかった事だ。その後、ツーにゼロの様に振る舞う事を強制させ、かつてのゼロを取り戻そうと足掻いていたが、その頃にはミラに限界が訪れていた。敬愛していたゼロが「ここにはいない」という現実が彼には耐え切れられず、彼は少しずつ狂っていく。ツーをゼロと呼び、ツーを心からゼロと認識し、ゼロの死すらも、忘れた。
だが、ゼロを殺したカービィに対する怨恨だけは彼に深く根付き、様々な惑星を巻き込んでカービィに戦いを挑む。彼にとっての「絶対」がいる、ファイナルスターを守るためにリップルスターでカービィと決闘するも敗れる。最期は正気に戻り、ゼロの死体を冒涜したことを悔みながら死ぬ事となる。