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ゼロの死後、ミラは『彼の主であったゼロ』を作り出そうとするが、魔力が足りずに失敗してしまう。結果、今までの記憶も持たず、姿も幼くなった『ゼロ』が産まれてしまう。それがゼロツーである。ミラは自分の主を取り戻す事に固執し、ツーに自分の主の様に振る舞う事を強要した。当初はミラもツーはゼロとは別人である事は理解していたが、次第に狂ったミラはゼロツーをゼロと誤認し始め、ゼロツーがゼロらしからぬ行動をすれば「ゼロ様はこんな事はしない」と暴力を振るった。その度にリアルが庇い…と酷い生活が続いていたが、ミラが時折見せる優しさや涙を見てしまうとツーは彼を嫌いにはなれなかった。
なお、ツーは自分の事をゼロだと教えられ、ミラも彼の事をゼロと呼び続けていた為、自分の名前はゼロだと思っている。リアルはツーの事をゼロではない別の個だと思っていたため、彼をゼロと呼ぶのは避けていた。そのため借りらがツーの事をツーと呼ぶのはif世界線のみ。
ゼロは生存時、常に封印によって力を抑制されていたが、同存在でありながら封印とは無縁のツーはゼロの力をフルで使えるため、能力的にはツーの方が強い。しかし、戦闘経験が極めて浅いのでゼロより弱い。戦闘経験さえ積めば、在りしのゼロと並ぶ魔術師になれただろう。